（噛み合わせのバランスを改善してストレートネックが良くなりました）
皆さんは、「いきなり頭痛が…」「なんでこんなに肩がこるんだろう…」などと、原因不明な体の不調を感じることはありませんか？
これらの症状は、上の歯と下の歯の『噛み合わせ』が悪い為に起きている可能性があるのです。
『噛み合わせ』とは見た目の歯並びの悪さのことだけでなく、上の歯と下の歯の当たり方のことも意味します。『噛み合わせ』は人の身体にとって非常に大切なもので一本一本の歯の当たり方次第で、負担を感じたり、骨格が変化してしまうこともあるのです。
つまり、『噛み合わせ』が悪いと体に悪影響を及ぼすことになるのです。

上の歯と下の歯を合わせたときに、均一に力が入らず、バランスの悪い力の入り方をしてしまうことを『噛み合わせが悪い（不正咬合）』と言います。
歯並びが綺麗だとしても、見た目ではわからない事もよくあるので、自分の噛み合わせについて考えたことがない人も多いと思います。ですが、噛み合わせが悪いまま放っておくと、除々に自分の体に異変が現れてくるのです。
噛み合わせを悪い状態で放っておくと、虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、全身の筋肉や骨に影響を及ぼしてしまうのです。
顎の骨は、全身の骨と繋がっています。噛み合わせがズレるとまず顔が歪み、次に首、背骨、腰の骨、慢性的頭痛、目のかすみや吐き気、更には鬱症状さえも引き起こしてしまう様になるのです。

噛み合わせの治療方法とは、顎を正しい位置に安定させる治療のことです。前に述べたように『歯並びを綺麗にする治療』とは違うのです。
噛み合わせの治療方法のひとつに『スプリント治療』というものがあります。『スプリント』とはより楽でバランスのとれた噛み合わせの位置をさがし、顎のバランスを整えるプラスチックの取り外し装置です。また、上下の歯が直接咬み合わない様にする為のクッションのようなものであり、『歯ぎしり』や『食いしばり』などの衝動から歯を守ることが出来るのです。噛み合わせ治療の第一選択として広く用いられています。また、直接先生に相談して、その人に一番適した治療法で治療してもらうのもいいでしょう。

噛み合わせとは、前後左右の歯でバランス良く噛めるように、歯を誘導し、バランスの良い綺麗な歯並びに整えてあげることです。
噛み合わせの治療をする上で重要なのは、以下の２点です。
それは、『早期接触』と『咬頭干渉（こうとうかんしょう）』です。かみ合わせを良くする為には、この２点が重要となってくるのです。
リラックスした下顎の位置で噛もうとすると左の奥歯だけがあたってしまいます。これが『早期接触』です。
顎をずらして噛んでいてもきれいに噛み合っていません。きれいに噛み合っていない状態で顎を動かそうとしても歯に引っかかりが出来てしまいます。これが『咬頭干渉』です。

人間は重力に対して前後左右バランスよく生活している時が、一番体への負担が少なく、健康的に過ごすことができます。例えば、右利きの方は左で、左利きの人は右でいつも行う動作の反対の手や足で行ってみましょう。
他にも利き歯ばかり物を噛まずに、反対の歯でも噛むことを心がけましょう。利き手や利き歯と反対の手や歯で生活を続けるだけでも、何か変化を感じるでしょう。要は、片方にだけ偏った動きをせず、両方にバランスのとれた動きが大事になってくるのです。
幼児期や小児期の顎関節は柔軟なので、環境や生活習慣を整えることにより、適切な顎関節の成長を促すことが出来ます。
今では、顎のズレを予防する枕なども販売しております。それだけ、噛み合わせについて世間の人が注目し始めたということですね。噛み合わせのズレによる体の異変が起きる前に、自分自身の噛み合わせについて知ることが重要です。

噛み合わせは、単に租借が出来ればいいというものではありません。噛み合わせについて考える場合、噛む事によって全身の健康にどういう影響が出るかが問題なのです。噛み合わせが悪いと、様々な障害が体に生じます。
人間の体は力学的なバランスの上に成り立っています。頭部は物理学でいうテコの原理で支持されているので、ひとつ歪みが生じると、除々に体全体に影響を与えていくことになるのです。
1 左の奥歯に早期接触がある。（左の上の奥歯が高い。）
2 左上の奥歯が高いため、右に顎をずらさないと全部の歯で噛めない
3 右に顎をずらして噛んでいるため、噛み合わせの面が右上がりになっている。
4 噛み合わせの面を水平にしようとして（バランスよくしようとして）頭を右に傾ける。
5 頭を右に傾けた結果、その頭を体を歪めて支えることになる。

当院では、BBO噛み合わせ（咬合）理論に基づき噛み合わせ　治療を行っております。
※ BBOとは、「B」はBalanced・バランス（平衡、調和）、そして「O」はOcclusion・オクルージョン（咬合、噛み合わせ）を意味します。
BBO噛み合わせ（咬合）理論は次のことが基本になっています。

● 噛み合わせと全身姿勢と頭位姿勢の関係
● 噛み合わせの調和と顎の位置　－上下の顎の筋肉のリラクゼーション－
● 気道の確保　－呼吸が楽に出来る顎位、鼻呼吸を重視した生理的な咬合理論－
● 噛み合わせを改善すると顔貌も変わる

ＢＢＯでは姿勢を良くてから、噛み合わせを記録します。記録の際は、姿勢良く座れる椅子を使用し、記録の前に、顎が正しい位置にいける様に顎のマッサージしてから記録します。
■取材員コメント
「噛み合せ＝歯並びが悪い」というイメージで、自分には無縁だと思っていました。しかし、スプリントを装着し、いざ日常生活を過ごしてみると、その考えは大きな勘違いだったと思うようになりました。
職業柄、どうしても毎日パソコンと向き合うことが多く、肩こりや頭痛に悩む毎日が続いていたのですが、それらを重荷に感じることも日々減り、実際に作業をしている時の負担が減ったのは、私にとって画期的な出来事です。
噛み合せの悪さは、頭痛、肩こりだけではなく、身体の様々な症状に連動していると聞きます。
ぜひ、一度咬合診断を行なっていてはいかがでしょうか？きっと、私のように良い答えを知るきっかけとなると思い

エスペレ歯科では下記矯正治療を始めました