かぶせ物
【オールセラミック】
金属を一切使用しないので光を通し、自然の歯と見分けのつかない色調・透明感に仕上がります。金属アレルギーの心配もありません。素材や色のバリエーションが豊富で、一人ひとりの歯に合ったかぶせ物をつくることができます。
「銀歯を白くしたい!」「昔入れたかぶせ物の色が変わってしまったので、より自然な白い歯を入れたい!」「神経が死んでしまっている黒ずんだ歯を白くしたい!」「一部の歯並びを短期間で治したい!」「ホワイトニングで全体的に歯は白くなったけれど、以前に入れたかぶせ物の色だけ変わらないから白くしたい!」「ホワイトニングでも白くならない歯を白くしたい!」などのご要望に応えいたします。
【メタルボンド】
内側は金属、外から見える部分はセラミック(陶材)で、「見た目」と「強度(耐久性)」を追及したポピュラーなかぶせ物です。
金属を使用するため、出来上がりの色のバリエーションはオールセラミックほど豊富ではありません。長期的に見た場合、患者さまのお口の環境によって、歯ぐきが上に上がってきてしまったときに歯と歯ぐきの境目(一部金属部分)が見えてきてしまうことがあります。良質といっても金属を使用しているため、長く使用していると金属が溶け出すことによる歯ぐきの着色が起こる場合があります。
【ハイブリッドセラミック】
セラミック(陶材)とかぶせ物専用プラスチック(レジン)を調合してつくられた、柔軟性のあるかぶせ物です。金属を使用しないので歯ぐきへの着色がなく、金属アレルギーの心配もありません。
プラスチック(レジン)を使用しているため、吸水性があり、長期的にみると色が黄色く変色してしまいます。お口の状態によってご使用いただけない場合がございます。
【ホワイトセラミック】
外から見える部分はセラミック(陶材)で、内側は白色のジルコニアでつられたかぶせ物です。3つのシェード(色調)からお選びいただくことができ、笑う時に見える銀歯が気になる患者さまにおすすめいたします。歯に似た透過性があり審美的です。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも言われており、金属よりも硬くて丈夫です。お口の中のさまざまな状況にもたえられる硬さを持っており、保障が3年ついております。またジルコニアは、歯科の一般治療で主に使用される金属のかぶせ物に比べ、重量が約3分の1と軽量です。ブリッジを口の中に入れたとしても違和感がなく、自然な噛む力を回復してくれます。さらにジルコニアは、人工関節の治療でも使用されるほど、人間の体に優しい材料であり、金属イオンの流出がないため、アレルギーの心配もありません。
多くのメリットがある分、費用がかかる場合があります。
【ゴールド・プラチナ】
ゴールドやプラチナは非常に錆びにくく、保険適応の金属と違い、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギー、二次的な虫歯の発生などの防止に有効とされます。
適応部位は奥歯です。金属を使用しているため笑ったときに見えてしまう場合がございます。また、お口の状態によってご使用いただけない場合がございます。
保健適応のかぶせ物
【硬質レジン前装冠】
金属(金銀パラジウム・合金など)を内側に使用し、その上にかぶせ物専用プラスチック(レジン)を貼り付けたかぶせ物です。表面がプラスチックのため、天然の歯のような色、ツヤ、透明感がありません。
保険の適応範囲が前歯から犬歯の間のみに限られており、奥歯には適応されません。
【パラジウム合金】
奥歯は食べ物を噛む際に力がかかるため、金属のかぶせ物を使用します。一般的に「銀歯」と呼ばれるものです。笑った時や口を大きく開けた際に目立ちます。長期的に見ると変色しやすいです。
金属アレルギーが起こる場合がございます。