メディモトップ 埼玉県 上尾市 上尾 さいとうハートクリニック 診療内容

64列マルチスライスCTについて患者さんからよく頂くQ&A

Q.64列マルチスライスCT」というタイプがありますが、 この「64列」とはどういう意味ですか?

A.64とはそのCTに入っている検出器の数を指しています。
一般的な病院、クリニックにあるマルチスライスCTは4列~16列のものが多く使用されてります。
検出器1個で撮れる範囲は0.625mmの幅になるため、64列マルチスライスCTの場合、一度に撮影できる範囲は、4cm(0.625x64)であり、それを0.35秒間で行います。
検出器の数が多くなればなるほど、1度に撮影できる範囲が広がり、撮影時間を短縮し、被曝も軽減できます。
マルチスライスCTの中には256列CTや512列CTといった更に検出器を増やし撮影時間を短縮するCTが登場いていますが、得られる画質には変わりはありません。


Q.64列マルチスライスCT装置の良さとはなんなのでしょう?

A.ほとんどのマルチスライスCTは、全身の臓器を高画質、かつ3D画像で表現することができます。
64列マルチスライスCTは高速・短時間で撮影できるため、とりわけ心臓のように絶えず動いている臓器に対して最も効果を発揮します。
撮影中の息止めの時間が短いため、楽に検査が受けることができ、心臓の微細な部分まで観察・評価することができます。


Q.64列マルチスライスCTはMRIの代用になりますか?

A.CTは放射線を使用し、MRI検査は磁場を利用する検査で、どちらにも一長一短があります。
対象となる疾患や臓器に対して使い分けをしています。
石灰化病変、体内金属の存在も大きく影響します。
脳・脊髄を見る場合であればMRIが汎用されていますが、造影剤を用いた場合、CT検査のほうが画質では勝ります。
心臓に対してもMRIは行われていますが、狭心症診断を目的とした冠動脈撮影の精度は、CTの方が一歩も二歩もリードしています。


Q.心臓CTと64列マルチスライスCTの違いはなんですか?

A.64列以上のマルチスライスCTは、すべて心臓CTとして使用することができます。
心臓CTは、大きく分けて「心臓の形態をみるCT」「冠動脈をみるCT」と2通りがあります。
頻繁に行われているのは冠動脈CT検査です。
冠動脈CTとは、狭心症という疾患を正確に診断することができる検査です。
冠動脈つまり、心筋(心臓の筋肉)を栄養する血管が、動脈硬化により血液の流れが悪くなり、心筋に十分な栄養と酸素が供給されなくなるため筋肉痛・胸痛を生じてしまう、それが狭心症と呼ばえる病気です。
冠動脈がとうとう閉塞してしまうと、狭心症から一気に急性心筋梗塞という命に関わる重篤な病気になってしまいます。
冠動脈CTはその病態を、いち早く、正確に、低侵襲で診断できる検査法です。
狭心症は心筋梗塞になる前に診断・治療されなければなりません。
冠動脈CTは、狭心症を診断するうえで最も有効な検査であると考えています。

症例紹介

■心臓CTにて冠動脈狭窄が見つかりステント留置を行った58歳男性■

歩行などの労作時に5分程度持続する胸痛を自覚するようになるため受診。心電図検査では異常はなかったが狭心症を疑い、冠動脈CT検査を行った。

治療前

冠動脈CT検査上、左前下行枝近位部に90%の高度狭窄が確認され、重篤な急性心筋梗塞を発症の危険性があった。精査・治療目的に入院し、血管造影検査を行ったところ、冠動脈CTと同様の所見を認めた。

冠動脈ステント植え込み治療後

治療として冠動脈形成術施行、3.5mm×24mmの薬剤溶出型ステントを狭窄部に植え込んだ。狭窄部は良好に拡張され手術は成功。狭心症症状は完全に消失した。冠動脈ステント植え込み治療後、半年経過時の心臓CT検査でも再狭窄は認められず、経過良好である。

冠動脈ステント植え込み治療について

血管の狭窄にバルーンカテーテルを使って植え込み、血管を拡張する方法です。

さいとうハートクリニック

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