一般歯科
●虫歯は口の中の細菌が糖質から作った酸によって、歯質が溶かされていく病気です。
軽度な状態であればフッ素塗布や歯磨きで回復することもありますが、すでに痛みが出ている場合は神経に達している場合が多いため、早めの治療が必要です。
治療や予防については年代別の対策が必要です。気になる症状がある方や今後の虫歯予防を考えていきたい方、お気軽にご相談ください。
●一般的に歯槽膿漏と呼ばれる歯周病は、歯周病菌によりあごの骨が溶かされる病気です。
初期の段階では歯ぐきの炎症や歯磨きの際に血が出るなどの症状がありますが、この時期は歯の汚れを取り毎日丁寧なブラッシングをすれば改善します。
炎症が進んで歯周ポケットとよばれる溝がだんだん深くなってくると、汚れがポケットに入り込み炎症が悪化します。より症状が進むと歯ぐき全体に炎症が広がり、歯を支えている骨が溶け自然に歯が抜けていきます。
歯周病は進行しないと症状が出てこないので、早期発見・治療のためには定期的な検診が大切です。
丁寧に歯磨きをしていても、歯石はついてきます。歯石は、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)の温床になります。普段のお手入れでは取りきれないプラークを定期的に歯科医院の専門家によって取り除くことは、歯周病の予防や進行を防ぐ上で大変効果があります。自覚症状がなくても、4ヶ月~6ヶ月に一度は、歯科医院でチェックを受けて、クリーニングをすることをおすすめします。
小児歯科
もともと産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。離乳食などを食べるときにお母さんが口をつけた後に赤ちゃんに食べさせることがありますが、そういった時にお母さんの口の中の虫歯菌がお子様にうつってしまいます。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく進行が早いため、お子様にとって歯の痛みや治療の負担が大きくなります。
また虫歯の乳歯は永久歯にも影響を与えるため、早い段階で発見し治療をすることが大切です。予防のためにも定期的な健診を受けるようにしましょう。
5歳~13歳の頃は、生えかわりなどに伴ってお口の中が大きく変化する時期です。定期健診でチェックすることにより、歯並びなどの問題にも最善のタイミングで対処することができます。
予防歯科
むし歯で歯に穴が開いてしまった場合、治療をしても元の歯に戻るわけではありません。むし歯の部分を人工的な材料で置き換えるだけです。人工的な材料をつめた歯は、その周囲からまたむし歯になる危険が高くなります。ですから、むし歯を作らないのがベストです。
また、歯周病で溶けてしまった歯槽骨(歯を支えている土台)は、元に戻すことはできません。いつまでも自分の歯で食べるためには歯周病をいかに防ぐかがとても大切です。
当院では、むし歯や歯周病の予防に大切なプラークコントロールのお話をしたり、定期的なクリーニング、必要に応じたフッ素塗布などを行っています。
矯正歯科
歯並びや噛み合わせが悪いと、見た目が悪いだけでなく、虫歯や歯周病になりやすくなったり、物がよく噛めないなどの問題が起きたりすることもあります。
矯正を始めるのにいい時期としては、前歯が生えかわる6~7才頃や、すべてが永久歯になる12~13才頃ですが、基本的には年齢に関係なく矯正を始めることは可能です。もちろん、成人してからも可能です。受験などのライフステージを考慮して検討してみてはいかがでしょうか。
当院では、レントゲン写真や歯の模型を作って分析し将来の状況を予測して、治療の方法をご提案します。ご相談は特別な自費の料金は必要ありませんのでお気軽にお尋ねください。
審美歯科
審美歯科は歯の「美しさ」と「機能」の二つの側面に焦点を当てた歯科治療です。
笑った時に覗く白い歯は誰もが憧れるものです。しかしながら、口元にコンプレックスがあるとなかなか思いきり笑うことができません。また見た目の美しさだけでなく、正常な歯並びやかみ合わせは歯の機能を正常化させ、からだの健康にも影響していきます。
毎日の歯磨きでは落ちない着色汚れの除去や、銀歯を目立たなくさせるなどのちょっとしたお口のお悩みから、歯や歯茎の色形を整える…etc.健康的で美しい口元を作り、素敵な笑顔で毎日を過ごしていただくことを目指しています。